こども茶道教室「子どもお茶を楽しむつどい」

こども茶道教室 「子どもお茶を楽しむつどい」
平成25年6月23日(日)・7月28日(日)・8月25日(日)・9月22日(日)
開催場所:いしかわ子ども交流センター
参加者数:計346名(大人・小人306名、主催者40名)

主催:石川青年部
後援・協賛:文部科学省
テーマ:子どもたちとお茶を楽しもう
趣旨・目的:季節の趣向を取り入れながら、子どもたちに楽しくお茶を身近に感じてもらう。

こども茶道教室 「子どもお茶を楽しむつどい」
いしかわ交流センターにて、6月から9月までの第4日曜日の午後「子どもお茶を楽しむつどい」を開催させていただき、当日、来館した子どもたちに毎回お楽しみを盛り込んで、お茶に親しんでいただきました。

6月:七夕の前でしたので、短冊に願いごとを書き、折り紙で飾りを作って笹につけて、それぞれ自分で作った七夕飾りをお土産として持ち帰っていただきました。
7月:暑い時季なので、暑さの中にも涼しさを感じてもらおうと、寒氷というお菓子を自分の好きな型で抜いてもらい、冷たいお抹茶を飲んでいただきました。
8月:夏休み最後の日曜日でしたので、夏の思い出と題してしつらえをし、折り紙で菓子器を作って、お菓子バイキングと称してとりどりのお菓子の中から好きなものを選んでいただきお呈茶をしました。
9月:月見の趣向で、まず子どもたちにうさぎの耳を厚紙で作ってかぶってもらい、うさぎ達のお茶会をしました。また、しつらえにも参加していただこうと、ススキを活けてもらい、最後にススキ野原を完成させていただきました。

毎回共通して、お茶会の雰囲気を体験してもらうため、点前をして毛氈に座ってお茶を飲むことと、自分で茶筅を振ってお茶を点てる体験をしていただきました。

こども茶道教室 「子どもお茶を楽しむつどい」

所感

毎回行事の前に、今回はどういう趣向でどういう楽しみを盛り込もうか打合せをしていたのですが、やはり子どもたちには、季節を感じてほしい、かしこまってしまうのではなくお茶は楽しいと感じてほしいと思いながら計画をたてて準備していきました。
自分達が考えたお楽しみが、思っていた以上に喜んで取り組んでもらえている様子や、会場が親子連れでいっぱいになり、和室入口にはみ出すくらいの靴を見るととてもうれしくなります。
お抹茶を飲んで、おいしかったと緑色の口で見せてくれる笑顔や、小さな手でちゃんとお茶碗を押さえて、一生懸命茶筅を振って、お父さんお母さんに褒められてはにかむ笑顔など、たくさん微笑ましい姿を見せていただきました。
一緒に来られる親ごさんのほうが楽しそうだったり、そんな楽しんで参加している親ごさんの横でお子さんも楽しそうだったり、なかなか畳に正座して、大事に両手でお茶碗を持ってお茶を飲む機会も少なくなっているこの頃にいろんな体験をさせてあげたいと交流センターに来ている親ごさんにも喜んでいただける行事となっているようです。
参加している会員も、どういう風に季節を感じてもらうか、どうしたら楽しんでもらえるか、自分達には何ができるか、工夫しながら、充実したつどいになるよう取り組んできました。
また、当日も役割を分担して、それぞれの体験がスムーズにいくよう協力し、子どもたちがうれしそうな顔をして参加してくれる様子を共有することで、会員同士も楽しかったねとお茶の良さに立ち返る機会となりました。
この行事に関わらせていただき、交流センターの方々のご協力もあり、諸先輩方の、これまでこの行事を続けてきた青年部としての意義を感じ、大切にしたい行事のひとつだと思いました。

こども茶道教室 「子どもお茶を楽しむつどい」