ガラス茶碗作りと水墨美術館(徳川美術展)鑑賞の旅(石川支部白山青年部)


平成24年7月1日(日)

開催場所:富山ガラス工房及び富山県水墨美術館
講師:富山ガラス工房スタッフのみなさん
参加者数計:9名

行事内容
午前に富山ガラス工房にて吹きガラスの茶碗作り、午後から富山県水墨美術館で「徳川美術館展」鑑賞を行いました。
ガラス茶碗作りでは、まずは各自デザインを描き、2つのグループに分かれスタッフの方のご指導の下、順番に吹きガラス体験をしました。
午後は富山県水墨美術館へ移動し、昼食後に館内のお茶室「墨光庵」にて呈茶をいただき、「徳川美術館展 大名文化の華 ~尾張徳川家の至宝~」を鑑賞しました。


所   感
【ガラス茶碗作り】
デザイン通りに作成するのは難しく、初めて見る・触る・感じるものに戸惑いながらも笑顔が溢れる体験となりました。
炉の前に立つと熱気がすごく、最初の息を吹き込んでガラスをふくらませることが難しくて汗がふき出してきました。いろんな道具を使いかたちづくっていくのですが、ちょっとした力の加減で変わってしまうのが、ガラスの難しさであり面白さではないかと感じました。
出来上がった参加者の作品はまさしく十人十色で、いつか今回の作品を持ち寄ってお茶会ができたらと思います。
【富山県水墨美術館】
まず建物の外観がすばらしく、黒い大屋根と長い回廊、外に広がる芝生の青さ、期待が膨らみます。離れの数寄屋造りのお茶室「墨光庵」も、立礼席の腰下がガラス張りのめずらしい建物でした。
「徳川美術館展」は尾張徳川家に伝えられた茶・香・能の大名道具が展示されており、重要文化財や大名物もあり、たくさんの逸品を鑑賞できた幸せを感じました。

当日はあいにくの雨模様でしたが、帰りの車中から見た、遠い山並に低く雨雲がかかり雨がしとしとと降る光景は、まるで美術館で見た水墨画の世界に迷い込んだかのようで、ガラス茶碗作りと名品鑑賞での充足感をさらに深めてくれました。