七尾月釜

七尾月釜
平成28年12月11日 9:30~
開催場所:寄り合い処 みそぎ
参加者数:80名(青年部14名 親支部66名)

行事内容

今年の七尾月釜は12月なのでクリスマスの趣向で行いました。まず、待合に塩月弥栄子さんの色紙をかざり、床の間にクリスマスリースを置き、その横には高杯に志野袋を2個のせました。
これは、イエス・キリスト誕生の際に東方から3人の賢者が来て、イエスへの捧げ物として黄金、乳香、(香料)、没薬(高価な薬)を贈ったとされていて、黄金は待合に能登で作った紅茶の中に金箔を入れ、乳香と没薬が志野袋に入っていると表現しました。また、紅茶にクリスマスの伝統菓子でもあるシュトーレンを出しました。本席では、床に鵬雲斎大宗匠の「冬嶺古松秀」、香合にはティファニーのプレゼントの形をしたのをかざり、花入はギリシャのを使いました。棚は丸卓、水指は当代栄壽の葡萄棚、蓋置はナプキンリングを使い、蔦の木目が見える棗、茶杓は淡々斎の唐松、主茶碗は干支送りで高台が猿に見えるのを使いました。釜が宮崎匠の瓢箪鯰で鐶付が猿と瓢箪で蓋に鯰になっています。
二服点てでお茶は上林の等伯、主菓子は梅屋の聖夜、干菓子に柚子せんべいに柊でした。

七尾月釜

所感

当日、朝から雪がちらちらと降る寒い中、行いましたが、お客様の「青年部の楽しみにして来たのよ。」と言われて嬉しかったです。本席と待合の間に水屋があり、少し不便でしたが、建物は今年3月にオープンしているので新しくて庭もとても綺麗でした。隣には、同時期にオープンした花嫁のれん館もあり、駐車場もあるのでお客様も私たちもとても助かりました。