教養講座「金沢の竹工芸のお話と、花かご製作体験」(石川)

行事名 教養講座「金沢の竹工芸のお話と、花かご製作体験」
開催日 令和4年6月26日 (日)
開催場所 石川四高記念文化交流館 多目的利用室3
参加人数 会員22名

行事内容

今年第1回目の教養講座は、石川青年部会員で竹工芸作家の橋本紗織さんを講師に迎えて開催。石川の希少伝統工芸の一つであり、茶席の道具にも採用される竹細工・竹工芸について理解を深め、その技に親しむ機会として企画。わが町でどのようにその技術が継承されてきたのか、歴史や特徴の他、つくり手として茶道具を手掛ける難しさやおもしろさについてお話を伺った後、参加者一人ひとりが花かごづくりに挑戦しました。「四海波花かご」という製作体験では定番の種類で、その名の通り、波のうねりを思わせる美しい表情が魅力的。午前と午後の2回、各10名が体験し、約2時間かけて仕上げました。

所感

各回10名ほどの規模ということもあってか、終始、和気藹々とした雰囲気。前半の解説は、往時の展覧会や工房の様子、代表作の写真も交えながらインタビュー形式で行い、参加者からも気軽に質問が投げかけられるなど、和やかに進みました。製作体験では、単純な工程の繰り返しながら苦戦するところもあり、手順やコツを会員同士でも教え合う場面が多く見られました。あっという間の2時間半、皆さん楽しそうな笑顔で、有意義なひとときであったと感じています。

コロナの波の谷間の開催とはいえ、どれくらいの参加が見込めるか不安もありましたが、当初予定していた定員数を上回る勢いで申し込みがあり、企画側としても次回につなげて行きたい嬉しい反応でした。