ブロック間交流―関東第一ブロック

平成26年4月29日(火・祝)10:00~16:30

茶道裏千家淡交会青年部関東第一ブロック
ブロックコンファレンス2014(第35回ブロック研修会・第4回会員大会)
~青年茶人の未来 vol.2~

開催場所:笹川記念会館 東京都港区三田3-12-12

【4月29日(火・祝)】

09:30~ 受 付
10:00~ 式典Ⅰ(開会・ブロック役員ほか紹介・ブロック長挨拶・来賓挨拶)
10:30~ 式典Ⅱ(総本部報告)
10:50~ ②谷村様.JPG
基調講演 谷村 丹後 氏
12:00~ 昼食・呈茶
10:10~ 研修
15:30~ 研修報告会
16:00~ クロージングセレモニー
16:30~ 終了

 

Report

ブロック長 加納 聡子

関東第一ブロックのブロックコンファレンス2014「青年茶人の未来Part2」に、昨年のPart1に引き続き、駒林さんと参加させていただきました。

今回の基調講演は谷村丹後氏。
460年の伝統を受け継ぐ一子相伝の茶筅師のお話しに、普段お世話になっている
茶筅をもっと大切に愛着をもって使おうという気持ちになりました。
グループワークでは、PRコピーを先生方と一緒に考え、その後おもてなし企画を考えました。
いかに茶道をPRするか、どのようにおもてなしをするか、活動のヒントをいただきました。

今回も冨岡全国委員長、松浦ブロック長はじめ関東第一ブロックの皆様に大変お世話になり、前夜祭でも楽しい時間をありがとうございました。
5月の半ばに開催されるナショナルコンファレンスでも再会できる方が何人もいて、ご縁の繋がりが嬉しいブロックコンファレンスになりました。

石川青年部 駒林 由紀世

関東第一ブロックの『ブロックコンファレンス2014』に参加させていただきました。この研修会は「青年茶人の未来」と副題が付いており、私たち青年部会員が今できることを創造し行動に移すために、考える機会を与えていただきました。

午前中は開会式、総本部報告に続き、茶筅師谷村丹後先生の基調講演がありました。茶筅は見立てのきかない大事な道具です。茶筅が無ければお茶は点てられません。銘も無く、長く使えるものでもありませんが、お話を伺うと、茶筅は材料である竹の性質を見極めることや茶筅作りの工程など大変な作業の中から1本の茶筅がやっと出来上がることが分かりました。青年茶人へのメッセージとして「国産」の茶筅を是非使ってほしい、という先生の言葉が大変印象的でした。

午後はグループワークとして①茶道を始めたきっかけ、をランチタイムから利用して話し合い、②お茶を知らない人に茶道を広めるためのPRコピーを考える、という課題が出されました。また③茶道体験おもてなし企画 呈茶席を設けるとしたらどのような呈茶席にするか、という次の課題も出され、グループで1つ呈茶席を話し合いで設けました。10グループありましたので、たった1時間半くらいの間に10席の茶席ができました。私は日本文化を知れるかな、と何となく考えて茶道を始めましたが、初心に戻ることで改めてお茶は総合芸術という素晴らしさに気付かされました。

最後に、全体会で②と③のグループ協議されたものの発表がありました。PRコピーでは、「ほっ。茶と菓で小休止」や「カフェにする?茶室にする?」などそれぞれのグループが茶道を広めるために真剣に考えました。ちなみに私たちの班は「美味しくCOOL JAPAN茶道がわかるってカッコイイ!」というコピーを作りました。呈茶席案では、「屋形船で男性対象の呈茶席」や「オフィス街で朝活のように早朝呈茶」など東京らしいものも出てきましたが、なるほど~と思わせるものがいくつもありました。

東京オリンピックが6年後に開催されることが決まり、今年の関東第一ブロックは、お茶の「おもてなし」を具現化しよう!行動に移そう!と頑張っておられることを感じました。学ぶことが多い大変有意義な研修会に参加することができました。ありがとうございました。