北陸信越ブロック第9期研修チーム 第6回研修会

 

令和2年9月6日(日)13:30~15:50
開催場所:Web会議(zoom使用)
講師:行松宏展 氏(有限会社行松旭松堂 専務取締役)
(全国委員会直前委員長 ブロック監事 石川南青年部)
参加対象者:25名

行事内容

「お菓子つくり体験と茶席のお菓子について」
①開会
②ZOOMの使い方、注意事項について
③ブロック長挨拶
④講師紹介
⑤お菓子つくりと講義
お菓子つくり
休憩、実食(製作したお菓子と一碗自服)
講義
・茶道でのお菓子の歴史
・お菓子の種類
・季節のお菓子、由来
・お菓子の盛り付け
お菓子の向き
縁高の場合
菓子鉢の場合
干菓子盆の場合
・茶会で実際にあったお菓子のトラブル
・お菓子を扱うときの注意点
⑥質疑応答
⑦連絡事項
⑧閉会


所感

コロナ禍により令和2年度の集合研修開催が減となり、
研修の一環でお手伝いを予定していたブロック会員大会も
今年度中止となったため、急遽追加開催した3回目のzoom研修会です。

資料事前配信、開始30分前からの接続を経て、当日は研修チーム19名、
ブロック役員6名にご参加頂きました。

3回目ともなると、早めに接続しビデオオフにされるなど
参加者の皆さんのzoomの扱いも手慣れたものです。
また、講師の行松さんは他ブロック青年部でzoom研修のご経験が多くあり、
カメラワークやホストでの画面コントロールなどホストに
とっても勉強をさせて頂きました。

行松講師からお菓子つくりの講義の前に、
青年部活動に対するさまざまなご助言を頂きました。
「行事のない青年部にお金払う人はおらんよ!みんなやめるよ!」
研修チームの皆さんは役員の方そうでない方と立場は様々ですが、
参加していたブロック役員含め皆さんの心に響いたのではないでしょうか。
全国委員長をご経験された行松さんの熱い思いとことばは、
お菓子つくりのみでなく青年部会員の研修として大きな意義をもったものとなりました。

お菓子つくりでは、「おけいこばこ」を事前に各自自宅に送付頂き、
行松講師の手元をカメラでうつしながら解説を頂き、
その後皆で実際にチャレンジしました。
できあがったお菓子をカメラの前に披露して頂き、
皆さんそれぞれの笑顔と発言が聞けたこと、
行松講師から直接それぞれにアドバイスを頂けたのは研修会ならではの貴重な機会となりました。

休憩を兼ねて皆で実食、自服のお茶を頂く時間を設けたのも
今期zoom研修で初の試みでしたが、
カメラ越しでも一緒にお茶を頂く機会を設けることができ、
お茶の団体としての活動ならではとなりました。

続く講義では、水屋の機会がなかなかなく経験できないことや
ふだん聞きにくいことも学べる機会となったようです。
行松講師が失敗談なども披露してくださったことも、
参加者にとって非常に興味深く、そして職人としてのご苦労と熱意を感じたお話でした。

今回の研修では、皆が無言でお菓子に没頭している間も
ずっとお話をしてくださり、青年部活動についても言及してくださったり、
お菓子つくりと講義の進め方など行松講師の豊富な経験にもとづく
充実した楽しい研修会となりました。
予定時間をオーバーしましたが、
参加者の皆さんも大変熱心にとりくんで頂き、
アンケートでも満足度が高いものでした。
お菓子にますます興味をもって頂けたことで、
今後茶席のお菓子の準備を楽しんで頂けること、
職人さんの思いを感じとれることと大いに期待します。