長野県栄村慰問呈茶(北信青年部)

長野県栄村慰問呈茶
平成24年8月5日(日)
開催場所:栄村 横倉地区サポートセンター
参加人数:計27名  

長野県栄村慰問呈茶

行事内容

平成23年3月12日にM6.7の栄村大地震が発生し、被害をうけた長野県栄村へ慰問。横倉地区の仮設住宅のある集会所でお呈茶をさせて頂きました。
長野県栄村慰問呈茶

所感

ギラギラした太陽と深緑の夏山の景色に、夏休みだなあ~としみじみ思いながら、山あいに囲まれた、長野県栄村に到着しました。復旧作業に使われる砂利の山やたくさんの工事現場がみられ、1年4カ月たった今でも震災はまだまだ終わっていないことを私達に訴えているようでした。震災があり、私達はすぐに駆けつけたい気持ちではありましたが、被災された方々のお気持ちや環境がしばらく落ち着いてからということになり、ようやくこの日が実現しました。お茶で元気になって頂こうという気合いを込めて来たもの、集会所で準備をしながら、本当に人が集まってくれるのか、私達を受け入れて頂けるのか?心臓がどきどきしました。今回は事前お知らせが行き届かなかったため、急きょ職員の方に約80世帯ある仮設住宅棟を回ってお知らせをして頂き待つこと数十分……ガラガラという引き戸が開き「こんにちは~」と一人の女性の方が見えました。「楽しみにしてきましたよ。」とおっしゃっていただき、私達の緊張も少しほどけ、さっそく私達の持参したお菓子やお茶をおもてなし。だんだん打ち解けて会話も弾んでいると、2人、3人連れ、小学生の親子連れ、どんどん人が集まり大忙しになりました。和菓子職人の青年部員の和菓子教室も始まり、子供たちも興味津々。また村の女性の方々の手仕事の上手なこと!御連れのかたどうしおしゃべりしながら、みるみるうちにプロ顔負けの和菓子がどんどんできました。きっと震災直後の大変な時期も、息抜きにおしゃべりを楽しみながら、「結い」の力で互いに協力していたのかなぁと想像しました。和やかな場の空気に包まれ、お話もいろいろ伺っていたところ、そろそろ家族のお昼ご飯の準備の時間ということでお開きに。「まさかお抹茶が頂けるなんて思わなかったよ。」「ありがとう、また来てくださいね~」と言葉をかけて下さり、私達も、足を運んで下さってありがとうございましたと伝えるのが精いっぱいでしたが、初めて慰問のお呈茶をさせて頂いて、私達のほうが感謝の気持ちや元気を頂きました。ほんの1時間程度のことでしたが、思いがけず非日常の出来事に楽しんで頂けたら、ほっと安らいで頂けたら、このお茶会がきっかけで次の何かに繋がって頂けたら嬉しいことはありません。栄村のみなさん、いろいろお世話になり設備も快く貸し出して下さった職員の方、本当にありがとうございました。一日も早く復興されますようお祈りいたしますとともに、このご縁をまた来年、再来年とつなげさせて頂くことができたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。