青年部発足20周年記念大会(茶席)(北信青年部)

青年部発足20周年記念大会(茶席)
平成24年5月19日(土)
開催場所:軽井沢プリンスホテルウエスト
参加人数:計340名  

行事内容

 長野県支部青年部発足20周年記念大会において、北信青年部では洋室の丸テーブルでの花月席を担当しました。
 事前に御客様にはくじ引きをして頂き、くじを引き合わせた初対面の方と同じテーブルにつき、その仲でも当たりを引いた方から御隣の方へお茶を点てて頂くという、御客様どうしがお茶を点てあっていただく、ゲームのような趣向の花月席。

所感

 新緑のさわやかな木立の景色を眺められる小部屋の中で、今度はどんな出会いになるのかどきどきしながら、次のお客様をおむかえしました。
 今回のこの茶席では、点てて頂くのは御客様で、私達はそのお手伝い(お盆を動かしたり、お茶碗を変えたり)させて頂くという設定で、お点前もしないし、おもてなしをする側が心なしか気楽な気持ちでいましたが、1回目の茶席が終わると、思ったよりも難しいということがわかりました。私達も御客様とは初対面、テーブルに着いた御客様同士も初対面なわけですから、どんな言葉をかけたら、限られた時間のなかで、出来るだけ早く場の雰囲気を和ませ、一期一会の気持ちを持ち帰って頂けるのか?あまり話しが得意ではない私は、余計に言葉が出なくなってしまいました。先ずは道具の話、お菓子の話、設えの話、一通り話し終えても、まだ時間が余ってしまったり、順番が終えてしまった方は特にすることもないので退屈してはいないかしらと気になってしまったり、困った果てに天気の話や、交通手段の話をしてみたり…そんな中、御客様同士で話が盛り上がると救われた気持ちになります。「あなたはお茶は薄いほうが好き?お茶をたくさんいれたほうがいいかしら?」「うまく点てられなくてごめんなさいねぇ」「いえいえ、とっても美味しいですよ!」特に気のきいた話で盛り上がらなくても、そんな相手の気持ちを思い合う言葉が一番効果があるのかもしれないと気付かされました。
 4つの丸テーブルは春夏秋冬でテーマに分かれていましたが、テーブルごとにそれぞれ独立した茶席のようにも思え、亭主や半東など大役を経験したことはないのですがそれに近い体験をさせて頂くことができ、一座建立の難しさと楽しさが少しだけわかったような気持ちがしました。今回の記念大会では実行委員会の方々をはじめ、長野県支部の各青年部の皆さま、本当にお疲れ様でした。また、お手伝い下さったOBの方々に感謝いたします。このような素晴らしい大会に参加させて頂きましてありがとうございました。