「はじめてのお茶会」

「はじめてのお茶会」

平成25年11月17日(日)
開催場所:高岡おとぎの森 アトリウムガーデン
参加者数:計49名、来客数約550名

行事内容

今回の「はじめてのお茶会」では、今までお茶会に行ったことの無い方でも誰もが気軽に参加できる茶会とし、茶道の良さを感じていただき、茶道の裾野の拡がりを願って開催させていただきました。
会場では、淡交会の本部からお借りした裏千家のパネル展を設けました。また、地元産業のPRとして、茶道具をはじめとする作品展示を高岡伝統産業青年会の皆様のご協力のもと待合席で設けさせていただくことが出来ました。
茶会の道具にも高岡伝統産業青年会の会員さんの作品を使わせていただくなど、地元作家さんの道具を中心に秋をテーマに季節を感じていただきながら、お茶会が初めての方向けに、お茶の頂き方などの説明も入れながら、席を進め、最後には地元産業の作品(錫)を来場者全員に渡しました。
学校茶道や茶道愛好者、講演に立ち寄った幼児たちから一般の茶道未経験者にも来場していただきました。
お陰様で、約550名の方にお越し頂き、盛会に終えることが出来ました。
「はじめてのお茶会」

所感

三青年部が一つとなり、高岡青年部としてもはじめてのお茶会でした。6月から準備を進めましたが、最初は今までのそれぞれの慣習が壁となり、うまく準備が進みませんでした。また、はじめての方でも「気軽に参加出来るお茶会とは?」という課題にも多く協議しました。茶会の名前も分かりやすく「はじめてのお茶会」という名前が来場される皆さんには、開催の趣旨が伝わりやすく良かった思います。
裏千家のパネル展では、来場者の方が、ゆっくりと観覧していただき、裏千家の会員の方も改めて勉強となる機会となったのではないかと思います。また、茶道に慣れ親しんでない方でも「わかりやすかった」というお声をいただき、茶道を推進する良い機会となりました。
待合席では、会員手作りのゆず湯をお出しし、秋の香りを楽しんでいただきました。また、高岡伝統産業青年会さんの作品展では、創造性溢れる作品に関心させられたり、伝統的な作品には、作家さん自らの説明をしていただき手作りの技術の高さを感じていただくことが出来たと思います。
薄茶席は、秋をテーマに設えさせていただきました。掛け物には、はじめての方でもわかりやすい「一期一会」を今日の席のご縁を期に茶道を通じて、来場者の方々と末永くお付き合いが出来るようにという願いを込めて掛けさせていただきました。棚は、会員手作りで、棚の足になる部分には、紅葉や銀杏の葉などを和紙に張り、行灯を灯し、これから冬へと寒くなってくなかで、灯りによって暖かさを感じていただくような棚でお点前をさせていただきました。灯りを使った演出に来場者の方には、大変喜んでいただけたと思います。
当日は、お客様に不行き届き点が多々あったかと思いますが、そのようなお声を真摯に受け取り、今後の茶道の活動へ生かしていき、更に茶道に精進していきたく思います。
最後に、準備の段階から、親先生をはじめ、役員を中心とする会員の皆様には大変お世話になり、このかけがえない仲間との縁をこれからも大切にし、より良い青年部、そとから見て魅力ある青年部をこれからも続けていけるよう頑張っていこうと決意した次第です。本当にありがとうございました。
「はじめてのお茶会」