北陸信越ブロック第8期研修チーム 第2回研修会 レポート

平成29年8月5日(土)~8月6日(日)
開催場所:研修会/国高公民館 茶事/茶懐石 佳秀 他
参加対象者:第8期研修チーム
参加者数 :計25名(青年部)

行事内容

【8月5日(土)】
受付、開講式、研修Ⅰ
14:00~14:20 受付(国高公民館)
14:20~16:00 開講式・チェックイン・移動
16:00~17:30 茶席準備(佳秀)
17:30~21:30 研修Ⅰ(佳秀)
22:30~24:00 懇親会

【8月6日(日)】
研修Ⅱ、研修Ⅲ、閉講式
9:00~10:20 研修Ⅱ(国高公民館)
10:30~12:00 研修Ⅲ(国高公民館)
12:00~12:30 閉講式(国高公民館)

研修Ⅰ/正午の茶事体験
研修Ⅱ/茶道具の扱いについて
研修Ⅲ/コミュニケーション力について

Report

長野県青年部 嶋田里美

第8期研修チームの2回目の研修が8月5・6日と福井県武生市でありました。
正午の茶事を茶懐石・佳秀にて体験させていただきました。私は連客の一人。亭主側の方々が準備されている間に茶事のDVDを見て予習をしていましたが、緊張で大分かたくなっておりました。
時間前に佳秀に着き暖簾をくぐった先の静寂な庭を見ながら少し落ち着き、入った待合に掛けられていた‘和敬清寂’のお軸を拝見して、これから始まるお茶事に仲間と共に分かち合い楽しみながら何か得られたらいいなと言う期待がありました。
始めの緊張から茶事が進むにつれて3月に金沢で合って2度目のチームのメンバーとも少しずつ打ち解けて、お茶事とは本来そういう意味だったと言う事を再確認いたしました。
頂いたお料理も本当に美味しくて季節のものを味わい頂けることが本当に贅沢なことと気付かされました。水屋の方々がタイミングをみてくださるのも、美味しく味わうことが出来た要因だと思いました。
今回お茶事を体験させて頂くにあたり役員の方々や先輩方々が陰にご尽力くださっていて感謝ばかりでした。お時間無いなか、スムースにお茶事が進むように気配りされ、不安を解消するように声をかけて頂いたり、勉強させていただきました。ありがとうございました。
私も次へとつなげていけるようにしていきたいと思いました。

新潟青年部 豊嶋吉鎮

気温36度の越前市にて行われた、第8期ブロック研修チーム「第2回研修会」に参加しました。亭主側4名は会場である「茶懐石 佳秀」に先に移動し準備です。そして、現地に到着して課せられた課題は、箱に入ったお道具の山と、三つの部屋を指示され「自由に使って準備をしてください、はいどうぞ」というもの。まだ2回目の研修会です、お互いの茶歴や性格などを知らないどころか、挨拶程度の会話しかしたことがなく、どうすれば…。とにかく今自分に出来ることをやるしかないと決め、他の亭主3名や役員の方々にお教えいただきながら準備を進め、途中から濃茶薄茶点前の2名も加わり、席も無事にスタート。皆で積極的に役割を担当していきました。終わった後に感じたことは、亭主側メンバー同士はもちろんのこと、亭主側と客側のメンバーも席中にて、ぐっとお互いの距離が縮まったように感じました。お茶を通じて出会った第8期のみなさんと、2年間の研修を精一杯過ごしたいと思います。

石川青年部 加納明里

福井県で1泊2日で第2回研修会が行われました。2日目に「お茶の道具の扱い方」の講義を受けました。
お茶碗や釜、軸の片付け方等を教えてもらいました。片付けるのが難しそうな道具でも講義を聞いて、片付けることができるのじゃないかと思いました。機会があれば挑戦してみようと思います。少し自信のなかった、お茶碗の箱の紐の結び方も丁寧に教えていただき、次からは自信をもって結ぶことができます。棗をいつもティッシュで拭いているのですが、ティッシュで拭くと棗を傷つけると知りました。
今回講義を受けたことで、自分が道具を扱う上で間違っていることに気付けました。また、正しい道具の扱い方を知らないと、道具を傷ませるので、しっかりと勉強して知識を付けたいと思いました。

富山青年部 増山亜衣

研修Ⅲでは、茶道に限らず、実生活においても重要な『相手と通じ合うこととは』を体験する内容で、改めて人と人との情報伝達の難しさを痛感するとともに、人と通じ合うというのは、相手への思いやりなのだということを感じさせられました。情報伝達の難しさは、茶席の実施内容を口頭のみで伝える伝言ゲームで特に感じました。私は最後尾で聞いた内容を記憶し書き出す役割でした。1回目に内容を聞き、2回目にポイントを復習しながら記憶したつもりでした。しかし、いざ文字に起こすと、書いている途中から記憶が混乱してきて、赤黄白の順の席札の色を、聞き慣れた赤白黄色へとすり替えていました。また、通じ合うことは相手への思いやりだと感じたのは、3人で話し役・聞き役・第3者役になった時に、話し役の私はスピーチが苦手で3分も話せなかったのですが、聞き役の人が相槌や話を広げて私の話を理解しようとしてくれて話しやすくなったことからです。