みどりの絆プロジェクト 参加報告(小泉)

みどりの絆プロジェクト 参加報告(小泉)

小泉 昇
この度、宮古市で呈茶をさせて頂いて、一番に感じた事は東北の皆様の心の強さでした。
宮古や陸前高田などの沿岸部を眺めて、家屋の基礎しか残っていない平野部には本当に心が痛みました。被災地の現状は一年経っても着実に復興しているとは言い難い風景でした。
 しかし、被災者の皆様のメンタルの部分では、仮設で暮らす現地の方や、宮古の高校生、施設が流された田老地区の保育所の皆様や園児達の表情には、悲壮感は見えませんでした。もちろん心の奥底には私達に到底共感しえない辛い想いは残っている事とは思いますが、内面から少しずつ且つ力強く回復しているのかなと感じました。東北の皆様の人柄や人格に心底敬意を持った瞬間でした。

決して起こって欲しくはない自然災害ですが、地震や津波、台風、豪雨、豪雪…時には旱魃による水不足や電力不足など、日本列島はどこの地域でも常に災害がついてまわります。私が青年部に所属しているうちにも北陸信越ブロック内では、
2004年7月 福井・新潟の豪雨水害、
2004年10月 中越地震、
2006年 平成18年豪雪
2007年3月 能登半島地震、
2007年7月 中越沖地震、
2008年2月 富山県東部沿岸部の高波、
2008年7月 金沢市浅野川氾濫、
2011年3月 長野県北部地震
と記憶に残っているものだけでも頻繁に災害が発生しております。そのたびに全国の皆様から温かいお見舞いのお言葉や、義援金などの支援を頂いてまいりました。中でも被害が甚大だった、中越地震や能登半島地震では沢山のボランティアの方が現地に入っておりました。
島国で狭い日本列島。誰かが困れば他人でも関係なく助け合い、協調性を図る風土と思いやりの文化を持ち合わせている日本の心「絆」を再認識した今回のプロジェクトでした。

みどりの絆プロジェクト 参加報告(小泉)