第6期ブロック研修チーム 第4回研修会

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平成26年4月19日 ~ 20日
開催場所:越前市生涯学習センター、料亭 鎌仁別荘
参加者数:計30名
講師:小野谷 佳剛 氏

行事内容

4月19日(土)
受付
開会式
ことば唱和、利休居士道歌唱和、黙祷、
青年部綱領唱和、ブロック長挨拶
研修・小野谷佳剛氏指導による懐石講習
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懇親会

 
4月20日(日)
ミーティング
宗家研修事前研修会
卒業茶会打ち合わせ
閉会・解散
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所感

今年初めての第6期研修チーム研修会では、料理人である小野谷副幹事長を講師にむかえ、懐石の理念や料理の基本を教わり、実際に調理をして客の為に作る「おもてなしの心」を学びました。また、夜には鎌仁別荘で懇親会を設けて頂き、4回目となる研修ということもあり、みんな和気藹々と親睦を深めておりました。
2日目には6月23日に開催予定の宗家研修の事前研修会が行われ、御宗家の空気を感じる事ができました。11月には研修を兼ね新旧部長会議でのお茶席を研修チームが担当致しますので、事前研修終了後に茶席内容の打ち合わせを行いました。活発な議論がなされ今後の第6期研修チームが益々楽しみです。

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Report

福井青年部 松村 祥代

第4回研修会に参加してきました。

今回の開催場所は福井県越前市。
家庭でできる懐石料理というテーマで鎌仁別荘の小野谷さまに、料理の目的・心構えから教えて頂きました。
『自分のためでは無く、相手のために作る。』ということで、自分が作ったものを自分で食べるのではなくとなりのチームの方々に食べてもらうという、おもてなしの心も学びました!

今回の献立は一汁二菜
汁(よもぎ麩.一寸豆.辛子.白味噌仕立て)
向付(平目昆布〆.防風.土佐酢)
煮物腕(胡麻豆腐.こしあぶら.わらび.木の芽)

平目の昆布〆や胡麻豆腐など普段作ることのない料理でしたのでかなり不安になりましたが、分かりやすく教えて頂き、わたしにも出来そう!帰って実践したい!と思えるような講習会でまたひとつ勉強になりました。

試食の際、おとなりの反応にドキドキでしたが、美味しいと言ってもらえて、これからの自信にも繋がった研修となりました。

この研修会を企画してくださった小野谷さまをはじめ役員の皆様、協力しあい学びあえる研修チームのみなさまに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

次回は、6月の宗家研修です!
緊張しておりますが、またみなさんとお会いできるのをたのしみに日々励みたいと思います。

石川青年部 竹内 詩央里

第4回目の研修会は福井が会場ということで、私たち石川青年部の研修チームは一台の車に乗り合いで会場へと向かいました。
研修チームとして集まるのはほとんどの方が昨年の会員大会や忘年会以来。
なかには半年ぶりにお会いする方も居られ、久しぶりの再会を喜び合いました。

1日目の懐石講習は小野谷佳剛様のご指導のもと行われました。
まず懐石についての説明からはじまり、それを踏まえて調理に臨みました。
これまでに私が参加した懐石作りの体験では自分達が作ったものを自分達で食べる事が多かったのですが、今回は自分のためでなく『他人のために』作ろうということで3つのチームに分かれてそれぞれ別のチームに食べて貰うために料理を作りました。

炊きたての熱いご飯をお出しするためにお米を炊き始めるタイミングをはかるなど、
熱いものは熱いうちに・冷たいものは冷たい状態でお出しするということが
当たり前のことだけれど、思いの外難しい事なのだと改めて感じました。

この講習を通じて、もてなす側がお客さんにどうしたら喜んで貰えるかを考えて行動する、おもてなしの心に触れることができたように思います。
今回の研修で感じたことをこれからの活動にいかせていけたらと考えています。

長野県青年部 米窪 志乃

自宅を出発して長野経由にて約5時間。
ブロック内全ての県を通過して福井県へと入りました。途中長野市では桜が満開、新潟県妙高市では残雪の残る両脇の景色を眺め、富山県に入ったころには桜の散りゆくなか、チューリップが色鮮やかに咲き競っていました。
飽きることない車窓の風景にみんなに会える期待感も膨らんでいきます。
あと一年。。久しぶりに会う研修チームの仲間たちと一緒に学ぶことが出来る期限を感じながら参加させていただきました。
ブロック副幹事長の小野寺佳剛先生による懐石講習が始まりました。一汁二菜の献立を作りましたが先生の説明は分かりやすく、私たちの質問にもひとつずつ丁寧に対応して頂き、懐石の奥深さと相手のことを想って作る楽しさを学ばさせていただきました。
先生が常々おっしゃっていたのが料理とは自分のためではなく、相手のために作ることだということです。
実際に三班に分かれての作業でしたが自分の班のために作るのではなく、隣りの班の方のために調理をしました。自分で食べない分、盛り付けにも細心の心配りをしましたし、温かいものは温かいまま食べて欲しいとの思いからお椀に入れるのをギリギリまで待って仕上げました。
試食の際には自分たちが作ったものと作っていただいた料理を比べるというより、こんな盛り付けの方法もあったんだ!煮込んだだけでこんなに味が変わるんだ!と新たな発見があって楽しかったです。
あまりに熱中しすぎてしまい、その後の栗林ブロック長による、茶道具講習が延期になってしまったのが残念でなりません。
夜の懇親会は鎌仁別荘にて。小野寺さんが料理人の顔になり、みんな尊敬の眼差しでみていたのは言うまでもありません。
翌日は宗家研修の事前のお話しをしていただきました。
また、卒業茶会についての話し合いもしました。
毎回研修が開催される度に役員の皆さんの準備のすばらしさに脱帽します。
感謝申し上げるとともに後輩たちに伝承していく義務を課せられた気がしました。
・・・それにしても役員の方だけで講習の講師が出来てしまうとは・・なんて凄いブロックなんでしょう。

魚津青年部 赤間 千穂

一日目、うららかな日差しの下、小野谷さんに懐石講習をしていただきました。
3つの班に分かれて、それぞれにあっという間の3時間、みそ汁の中に転がる空豆を何度も救出したり、鯛の昆布〆をモリモリに盛ってみたり、到底一文字には見えないご飯を悪あがきにつついたり。
右往左往の末に完成した一汁二菜は、新潟・長野班へ「どうぞ」。
福井・富山班も石川班の作られたものをいただきました。美味しかったです。ありがとう。
小野谷さんに教えていただいた、相手を思うこと、主張しすぎないこと、これからも慌ただしさに負けて忘れてしまわぬよう、折にふれ思い返したいです。

懇親会・二次会は、料亭 鎌仁別荘にて。
美味しいお料理とお酒をいただき、今までの研修を振り返ったり、同期のみんなや諸先輩方のご活躍を聞いて大いに刺激を受けました。

二日目、またまたよいお天気。
6月の宗家研修についてと11月の卒業茶会について、また卒業茶会と重なる新旧部長会議後の懇親会で披露する余興(!!)についての話し合いでした。
卒業茶会のテーマも決まり、頼れるリーダー始め、チーム編成もばっちりです!
助け合って、研修チームで学ぶ中でお世話になった方々への感謝と未来への気持ちをカタチにできるようがんばります。

最後に役員の皆様、いつも本当にありがとうございます。
こんなふうに献身的に、また次の私のような人に、同じようにしてあげられるだろうか。
研修を重ねる度、強くなる思いです。
残りわずかな研修ですが、人間的にも成長できるよう、勉強させていただきます。