第7期研修チーム第4回研修会

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平成28年4月23日(土)~4月24日(日)

参加者数:計22名
開催場所:長野市 1日目:更北公民館、2日目:ホテル国際21
講師:煌藍窯 小池 智久さん、
コミュニケーション・シーズ代表 杉本 文江 様

行事内容

4月23日(土)
13:00~16:30
作陶教室:講師 小池 智久さん(煌(おう)藍(あい)窯主宰。長野県青年部会員、28期L・T出向員)

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4月24日(日)
9:00~12:30
ブロック研修会:『コミュニケーションスキルアップ講座』
講師:コミュニケーション・シーズ代表 杉本 文江 様

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所感

1日目は同じ青年部会員である小池先生指導の下、研修チームのメンバーが卒業茶会で使うお茶碗を手作りしました。自分の青年部で茶碗つくりを体験している人もたくさんいましたが、先生によってつくり方や説明の仕方が違うことがとても興味深いようで、みんな真剣に取り組んでいました。個性的な茶碗がどのように焼きあがるのか、茶碗つくりは何度しても楽しいという声が多く聞かれました。

2日目は人の話をよく聞き、人にそれを感じよく伝える方法を講師の先生から解説いただき、実際にグループに分かれて実践しました。講師の話を聞くだけではなく、実際に聞いた話を実践し、みんなの前で発表するということでみな真剣、そして身になっていると感じました。講習を受ける前は、茶道には関係ない講習だと思われた方もたくさんいらっしゃいましたが、茶道に通じる部分もたくさんあり、とても新鮮でよかったという声が多く聞かれました。

Report

石川青年部  藤井 梢

快晴の空の下、美しい海や山、そして石川では時期を終えた桜の、見事な並木道に目を奪われながら今回の研修場所の長野へと向かいました。
いろいろな花が一気に咲き誇っている花盛りの長野市へ到着後、最初のお楽しみは作陶教室。講師である長野県青年部の小池さんに、登り窯と穴窯の特徴やお茶碗の作成手順を教えて頂き、いざ作陶開始。先生の様にみるみるうちにお茶碗の形に…という事はまずなく、厚さは不揃い、指の跡でぼこぼこ、とても味わいのあるお茶碗たち。先生を呼び続ける雛のような研修チームの皆にしっかりと指導してくださり、デザインやサインで、皆さんそれぞれの個性が形になっていた様に思います。

懇親会では、長野県の御柱のお話も伺え、楽しいゲームもあり、あっという間でしたが、その中でも印象に残ったのはL・T出向員のお話でした。L・T出向員の皆さんがその活動を通じて北陸信越ブロックの青年部活動を誇りに思っていらっしゃる事、そして感謝の気持ちを持って参加されている様子がとても伝わって来ました。研修チームの一員として参加出来ている事に、改めて私自身も感謝の気持ちを抱きました。

そして、長い夜を越えて2日目の研修は、コミュニケーションスキルアップ。心揺さぶるエピソードの紹介、発声練習で声を出し、お顔の体操、笑顔で挨拶ニコッ♪ 惹きこまれる研修内容でした。他己紹介のワークでは紹介される側になりましたので、質問に対し自分の事をお答えするだけなのですが、自分の事を説明する為には、まず自分を分かっていないと出来ない。「自分を知ろう」という今回の研修テーマそのものでした。
研修チームも2年目に入りメンバー同士も随分と打ち解け、回数を重ねる毎に親睦が深まっていると感じています。次回の研修でも皆様の笑顔にお会いできるのを楽しみにしております。

長野県青年部  牛山 佳代

第4回の研修は作陶教室でした。着いてすぐにおいしいお菓子とお茶を頂けたことにびっくりしましたが、長い時間の移動の後でしたので本当においしかったです。

お茶碗造りは二度ほど経験していましたが、その時と作り方も違いましたし、窯についてのお話もありとても勉強になりました。焼き上がりや、お茶を点てて飲むところを想像しながら、夢中になることができて楽しかったです。また機会があればお茶碗だけでなく、菓子器や湯飲みなど色々な作品を作ってみたいと思いました。
出来上がったお茶碗で、いつもお世話になっている両親や先生にお茶を振る舞いたいと思います。

懇親会、翌日の研修に参加できず残念でした。次回の研修も楽しみにしていますので宜しくお願い致します。

新潟青年部  池田 誠

第3回研修を第28期リーダーシップトレーナー(L・T)研修との日程重複で休んだことから、研修としては第2回研修(宗家研修)以来の再会となりました。とはいえ、メンバーの皆さんとはブロック行事等でも顔を会わせることが多く、とても楽しみにしながらの参加となりました。

初日の研修は作陶。講師はLTでご一緒した長野県青年部の小池智久さんということもあり、L・T自主研修での小池さんの指導による作陶を思い出しながらの参加となりました。
作陶に先立って、長野県青年部の方々による呈茶をいただきました。すると、思い出深い茶碗が…。L・T最終研修でもある全国代表者会議でのお呈茶で、主茶碗として坐忘斎御家元にお運びした、小池さん作の茶碗です。あの日とても緊張しながら半東として運んだ茶碗と再び巡りあったことに嬉しさを感じながら、長野県青年部の岡村さんの素敵なお菓子とともにお茶を頂戴しました。長野県青年部の皆様、ありがとうございました。
作陶が始まると、昨年との違いに手こずります。今回は、土の塊を手で広げながら縁を上げ、茶碗にしていく方法です。手で形を作っていこうとするものの、横に広がり続ける土は皿のようになり…小池さんにポイントを教えていただき、みんなの様子を見ながら作っていた自分は、ほぼ最後の出来上がりでした。今回は焼き締めとのことで、仕上がりがとても楽しみな研修となりました。

二日目は仕事の都合で早退となりましたが、とても充実した研修だったとのことで、参加できなかったのが残念でした。
L・T研修が終了し、今年は研修チームのみということで、研修チームやメンバーとのご縁を深めながら、またひとつステップアップできる一年にしたいと思っています。
お忙しいなか企画してくださった行松さん、講師の小池さん、ブロックの皆様、そして研修チームのみんなに感謝です。ありがとうございました。このチームでまた再会できるのがとても楽しみです。

福井青年部  片川 雅美

早朝、新緑の北陸を離れ車を走らせると、昼には信州の桜を愛でる事ができ、桜前線を目指して北上するかのような旅路となりました。

作陶教室では長野県青年部・28期L・T出向員で陶芸家の小池智久様にご指導いただき、7期研修チームの卒業茶会に使うお茶碗を作りました。小池先生のご指導はとても丁寧で、陶芸家としての作陶のご指導はもちろんのこと、お茶をご理解されている小池先生ならではの、茶碗の正面の見極め方や持った時の感触などのアドバイスは大変わかりやすく不慣れな私たちを上手にお導き下さいました。

7期研修チームは個性豊かなメンバーが揃っている為か、形成し上がった茶碗もとても個性豊かで、今から焼き上がりが楽しみでなりません。今回の茶碗は大変手間のかかる穴窯方式で焼いていただけるとの事で、私の茶碗の出来はさておき、研修チームにとって、いずれも世界に一つだけの大切で貴重な思い出の茶碗になる事、間違いなしです。

今回の研修をご準備くださいました行松リーダーはじめブロック役員の皆様に御礼申し上げるとともに、14日(木)に発災した熊本・大分の大地震で被害に遭われた方の1日も早い復興を願い、今回こうして無事に研修に参加させていただけたことへ感謝を捧げたいと思います。

魚津青年部  若林 智美

長野に向かう車を走らせていると、フロントガラスの向こうに産まれて初めて見る虹雲がぽっかりと浮かんでいました。さらに車を進めると、今度は路肩に満開の桜がずらーっと勢ぞろい。
研修チームも2年目に入り、初めに感じていた知らない人の中に入っていく緊張感よりも、またみんなで楽しく勉強できるという気持ちが勝ってきた中で、ますます浮かれた気持ちになったのを覚えています。

初日は煌藍窯の小池さん指導による作陶教室でした。限られた時間の中で完成まで持っていけるようご配慮いただいた中で、時間いっぱい使ってなんとか茶碗を作り上げました。これだけの人数を一度にご指導されるのはさぞ大変だったかと思います。小池先生、ありがとうございました。
作陶は初めてではないのですが、無心に土に向かう時間がとても気持ちよく、仕上がりはともかく、幸せな時間でした。次の研修会で焼きあがった茶碗を手にするのがとても楽しみです。

翌日の研修『コミュニケーションスキルアップ講座』は、最初に頂いた資料を見たとき、「あ、これ、前の会社でやったことあるのに似てる…」と正直最初は気がすすまなかったのですが、実際に始まってみると、共に受けるメンバー・仲間にによってこんなにも楽しくできるものなのか、と先入観がふっとびました。「わかってるつもり、でも、できてない」コミュニケーションのエチケットを改めてお勉強させていただきました。
それでも最後にみんなの前で発表するようにと突然登壇させられたときは、緊張のあまり直前に教えていただいた「笑顔」「明るく」が吹っ飛んでしまいましたが。。。相方に恵まれて会場の笑いが取れたので良かったです。

参加するたびに宝物が増えていくような楽しい研修を次回も楽しみにしています。企画・準備・後片付けなどお世話してくださった役員の皆さま、本当にありがとうございました。