第32期L・T研修報告書
北陸信越ブロック第32期リーダーシップ・トレーナー出向員
長野県青年部 吉田 洋哉
この度、第32期リーダーシップ・トレーナー研修の出向員の一員として
多くの方々に支えられながら1年間全6回の研修を無事終えることが出来ました。
第1回は開講式・呈茶・淡交会に関する講義・大徳寺参拝・3分間スピーチ、
第2回は青年部に関する講義・模擬青年部・OBOG講演、
第3回は青年研修会、
第4回は妙心寺如是院での座禅等修行体験、
第5回は裏千家茶道の国際化と学校茶道に関する講義・国際茶会への参加・OBOG講演、
第6回は3分間スピーチ・全国代表者会議呈茶席の担当・修了式を行いました。
また、研修とは別に出向員の自主研修として京都での絵付け、
奈良での茶杓づくり、岡山での作陶、静岡での竹細工・作陶等様々な体験を行い出向員間の交流を深めました。
研修を通じて茶道・ご宗家・総本部等の歴史や考え方を学ばせていただき、
そして自主研修を含めて同期の仲間との友情を深め、精一杯駆け抜けた1年となりました。
一方、研修を通じて、自分自身の知識・経験・企画立案力不足を痛感しました。
しかし、最後まで諦めることなく修了することが出来たのは仲間がいたからでした。
心が折れた時に声をかけてくれる仲間、意見をまとめてくれる仲間、
細かいところまで気を配れる仲間、場を和ませてくれる仲間…、
それぞれがそれぞれを補い合いながら、最終的に一つの形を作れたのではないかと感じました。
茶道において、師から学んでいく中で、青年部という組織があることの魅力は共に楽しみ、
切磋琢磨できる仲間の存在だと強く感じました。
終わりとなりますが、リーダーシップ・トレーナー研修の出向員として送り出してくださった師、
長野県青年部会員・北陸信越ブロックの皆さま、
そして受け入れてくださいました坐忘斎御家元様をはじめとする御宗家、総本部の皆々様、、、
全ての方々に感謝の気持ちを忘れることなく一層広い視野と情熱を持って日々の稽古や青年部活動に臨み、
そして私自身が新しい時代につないでいけるような存在となり、
出向させていただいたことの恩返しをしていきたいと思います。