新潟青年部 佐藤麻希さん
第6回研修会が11月19・20日で長野県千曲市にて開催されました。今回、初めての現地参加という事でチームメンバーに直接お会いできる嬉しさと緊張を胸に参加させていただきました。
1日目の研修「3分間スピーチ」は、用事があり参加できなかったため事前に原稿を提出し代読をお願い致しました。研修に参加できたことへの感謝、研修を支えてくださった方々への感謝をお伝えしたかったのでそのような内容でスピーチを考えました。
その後、卒業茶会の準備と懇親会がありました。
2日目の研修「卒業茶会」は、これまで支えてくださったブロック協議会の皆様をお招きし、感謝の気持ちを表した茶会を自ら企画・実施とする研修となりました。茶会のテーマは第10期研修チームの「10」とし、点心・茶室・余興(前日の懇親会にて)・庶務の4つのチームに分かれて準備を進めて参りました。初めて茶会を企画するにあたり、一番に感じたことは「大変」でした。こんなに大変なものだということを感じたと同時にチーム内で企画を出し合ったり、練ったりして、より一層絆が強まったのではないかと思います。
私は庶務チームで全体への声掛けや卒業茶会の待合を企画致しました。待合では、いままでの研修内容をまとめた形にし、活動内容の時系列表とスライドショー、体験で作成したものや感謝のお手紙を展示致しました。自分なりにできる事・力になれる事を探して企画に携わってまいりましたが、全てにおいて力不足でチームのメンバーにたくさん助けて頂いて本当に感謝しております。茶会が始まるまで不安でしたが、無事お客様をお迎えすることができて本当に嬉しかったです。今回の茶会を通して何事も一人ではできないし、また一人でないから頑張れることを改めて感じました。最後に小野谷ブロック長がお話しされたお言葉「人のせいにしない」「相手は変わらないから自分が変わること」「大変なのはあたりまえ」がとても身に沁みました。
大事なことだけど忘れられがちなこの言葉、忘れないように心に刻みたいと思います。
この2年間、活動を支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。貴重な機会をたくさん与えていただき、本当に感謝しております。
今まで研修で学んだ事を糧として、日々精進して参りたいと思います。
長野県青年部 内藤太郎
令和4年11月19日、20日と青年部ブロック新旧会議の中で10期研修チームの卒業茶会を長野県麻績村観月苑にてさせていただきました。
10期研修チームは新型コロナウィルス蔓延の年からの研修ということもあり、研修も現地参加、オンライン参加など過去にはない開催方法で行われました。
20日の観月苑での卒業茶会もコロナウィルスが終息しないままの状態でしたが、感染対策を徹底して開催いたしました。卒業茶会の準備は通常、顔を合わせて研修会の夜や休日などを利用し、打ち合わせをしますが、コロナ禍では他県の往来制限などがあり、ほとんどがzoomを使ったオンライン会議でした。オンラインでは気軽に遠い方との打ち合わせができる反面、なかなか伝わらない部分も多くあり、会議をしても進まない状況の連続でとても苦労しました。その中でも安カ川会長の言葉で「お茶会はさせていただけるけど、あなたたちは何がしたいの?」という深く考えさせられる言葉が印象的でした。
コロナ禍でのお茶会でしたが、様々な知恵を出し合い、対策を考え、通常のお茶会に近い形での開催ができたと思います。その中で、お茶とはそんな簡単なことで良いのか、自分たちが楽ならそれで良いのかとお客様目線で考え、前例や先輩たちにすぐに答えを求めるのではなく、自分たちで考えて実行することがとても必要であるということを学ばせていただきました。
当日のお茶会は、準備八割当日二割とよく言われるように、日々の会議の中でよく練られていたのでスムーズに出来ました。
研修で学ばせていただいた和紙作りや陶芸も生かしながら、手作りの和紙で和菓子を包みお客様にお出ししたり、それぞれに作った茶碗を茶会の当日は数茶碗で使いました。
茶席の中での会話も弾み、自分たちで用意した道具は説明にも気持ちが入るようで、とても良いお茶会ができました。
この2年間私自身もあまり研修の現地参加は叶わず、欠席が多かったのですが、今思えばもっと参加が出来たら、さらによい形で協力ができたのではと悔やんでおります。他県の淡交会青年部の方との交流がない中、研修チームは同じ経験を通して情報交換ができる良い場だと改めて感じました。
この様な素晴らしい研修を組み立て与えてくださいました先輩方には、大変感謝いたしますとともに、今後の発展を担う研修生の一人として、茶道を通し同じ時間を共有できた仲間の皆様にもお礼を申し上げます。
長野県青年部 宮澤瑠衣
第10期研修チームでの最後の研修の卒業茶会に参加させて頂きました。コロナ禍ということもあり、今までの研修はオンラインのみでの参加でしたが対策をとり皆さんと現地でお会いすることができました。
卒業茶会の準備は約一年かけ準備をしてきました。今までの青年部の活動でもお茶会を自分たちで計画し実行していくことはありましたが、先輩方が中心となり私は後ろから着いていくだけでした。今回の卒業茶会は研修チームがお世話になっている先輩方をおもてなしするために中心となって進めていきました。地元での開催ということもあり、私自身も責任を持ってお菓子やお水の準備を行わなければならず、初めてのことばかりでしたがとても貴重な経験をさせてもらいました。コロナ禍の不安もありましたが、どうすれば安全にお茶会ができるかと前向きに考えることを心掛けてきました。慣れていないことばかりで分からないことも多く不安だらけの一年でしたが、研修チームの皆さんと青年部の先輩方の支えがあり無事に終えることができました。2年間貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。これからも少しずつですが茶道の勉強を続けていきます。